【橋下×羽鳥の番組】米山隆一が橋下徹を一蹴

橋下徹がツイッターで米山隆一と罵り合ってたことを知っていたので、興味深く視聴した。討論を通して橋下徹や米山隆一の人間性が垣間見えた。

 

激論概要

2017/5/22の放送。橋下の「オバマ大統領の広島訪問について今後日本が中国・韓国に対して謝罪をしなくてもよくなる」というツイートについて激論。

米山「橋下は間違ったことを言ってない。橋下は突如、変わったことを言う。論理的に正しく見えるが、論理的なトリックがある。『前提を無視した一般化』が橋下のロジックにすごい出てくる」(←『前提を無視した一般化』について詳しく聞きたい。橋下のロジックは正しく見えるがどこかに欠陥があるということ?

橋下「『オバマ大統領の広島訪問を拍手喝采するのは違う。(オバマに)謝罪を求めないといけない』という前振りで書いている。『拍手喝采したら中国・韓国に対して謝罪をしなくてもよくなるけどそれでいいの?』と全部のツイートをみればそうなっているが、最初の導入部分だけを持ってきている」

米山「橋下はいつも『最後のほうでこう言ってる。それが分からないのはお前が悪い』って言うが、そんなことは分からない。人の文章をそこまで丁寧に読まない。一纏まりの文章を書いたらその一纏まりの文章に対して批判されることは当たり前。それが文章を出す人の礼儀。後ろのほうでこう書いているんだからそうじゃないという言い訳はしてはいけない」

橋下「次のツイートに書いてる。公人なんだから、そこだけで突っかからないほうがいい」

米山「ネトウヨはツイートを単独で切り取って流す。影響力のある方として、ツイートが部分部分で利用されてリツイートされることを考えてツイートすべき」

橋下「(部分部分で)利用されることを狙ってやっている。そういう意見が出てきた時に、必要があれば違うと言う」(←ツイートの1つが切り取られて誤解が広まることを狙ってやってるという衝撃の発言。炎上商法で知名度が上がり、攻められても誤解だとして逃げられる

米山「僕のツイートは一部を切り取って期待通りでちょうど良かったじゃないですか」

橋下「公人なんだから(一部を切り取ってはダメ)」

米山「そう書いてください。分かり辛すぎる。マイルールがいっぱいある。全部読めとか、公人は全部を読まないといけないが私人が一部を使っていい。私人が一部を使うことは自分が意図したことだと」(←文字起こしして思ったのは、橋下の発言は省略が多くて分かり辛い。米山が誤解されないように丁寧に説明しようとするのとは対照的だ。橋下の「分かり辛く話をして、相手に話を理解させないことで議論に勝とう」という戦略に対して、米山の知能が高すぎた。米山は橋下の分かりにくい話を理解した上で、丁寧な説明で完璧に反論し、すべてにおいて橋下を上回った。橋下は討論に強いほうだが、米山はそれを完全に上回った

橋下「(話が変わって)なんで維新に来たの?」

米山「一丁目一番地の都構想に賛成だから。橋下は嫌いだけど」

橋下「日本維新の会の政党を作るのが大変だった。国会議員に当選したら、後は大阪での活動は知らん顔という国会議員が本当にいっぱいいる。僕らの大阪の活動に見向きもしない。もう1つ。選挙の応援にとにかく来てくれって懇願してきて、真冬の寒い中に行って応援した」(←橋下の問題発言。大阪以外の選挙区で当選した国会議員が大阪のことを考えるべきだという発言。大阪以外の選挙区民は自身の選挙区の利益を考えるだけで、大阪の利益を考えないのでは? そういう態度でいては維新の会は決して全国区になれない

米山「逆に僕が新潟で積み重ねた努力を見向きもしてない。維新はお金をくれないから自分の金を随分つぎこんだ。橋下が来たら票が増える。その票で維新の党の票も増える。橋下は維新の党の党首だと威張れる。橋下は一党員の努力を無にしてる。そこが咬み合わない」

橋下「自分の選挙区に応援に行ったのは維新の票を増やしたと簡単に言うけど、比例票を増やすんだったらもっと中心地に行った。組織運営について知らない末端の候補者がそういうことを偉そうに言うな」(←橋下は貸しを最大限利用しようとするケチな性格。橋下に貸しを作ったら骨の髄までしゃぶられる。橋下は以前、無料で公に奉仕しないという残念なツイートをした

米山「末端だから組織運営は分からない。任せている。末端だから僕の言うことなんか聞かずに決める。だったら責任持てよ。自分で決めたんだから、お前のためにやってやったと後で恩に着せんな。あなたの責任であなたの戦略でやったんでしょ。それは責任放棄だ」(←橋下のケチで悲しくなるような攻撃にも的確に反論する米山が凄い

橋下「言い方の問題。僕のツイートに対して、『ここは誤解を受けるんじゃないか』とかそういう言い方で。過去維新に入ったという関係があれば、批判はしてもいいけど批判の仕方はある。ちょっとからかってやろうとか、ちょっとつっかかってやろうという気持ちがすぐ見えるから、そういう言い方じゃないやり方でやってね」(←橋下が勝手に思って勝手に敵対したと降参に近い弁明。橋下は上下関係に厳しいというか、マウンティング本能が強い。かつて党首と一党員の関係だったことで橋下は米山の上の立場と思っていたが、米山が知事になったことで上下関係が揺らいだ。この討論で橋下は米山に完敗した。橋下が米山を上の立場と認識するかどうかが問題。認識しなければこれからも対立関係が続く

<激論後>

羽鳥「橋下にこれだけ言われて全く動じない。しかも終始笑顔だった」

橋下「テレビ見たらやっぱり橋下は器小さいなと、やっぱり米山は公人だよねと(思うはずだ)」

米山「橋下もさすがカウンターを返してきましたね。五分五分なんじゃないんですか」(←謙遜しているだけ。完勝でしたよ

(動画 橋下 羽鳥の番組 2017年5月22日 ttps://youtu.be/zzVWhLFr510?t=1891)

 

米山隆一

  • 弁護士&医師資格 所持
  • 新潟県知事
  • 灘高校、東大医学部

(↑恐ろしく優秀。弁護士と医師のどちらかを取るだけでも大変なのに、両方を持っていることが考えられない。敢えて欠点を上げれば、討論に自信のある人を打ち負かして優秀さをアピールしようとするサイコパスな気質があるかも。弁護士と医師の両方の資格を取ることに優秀さをアピールする以外の目的が思い浮かばない。目的があるなら知事ではなく医療系の弁護士になるべきだった

 

(追記)勉強ばかりしていると、人間系の能力が学習されない。弁護士と医師の両方の資格を所持するほどに勉強ばかりしてきた米山隆一は人間力が弱いはずである。実際、米山隆一は独身である。政治家として結婚していないことは大きなマイナスだ。

頭の良さやロジックでは勝てないということを橋下は知っていて、米山隆一の人間性を攻撃しようとしたのでは?

ディベートとしては米山隆一が完勝だったが、恩知らずという点を攻撃したり、党首と一党員だったことがある人間関係を強調することで、橋下は「ディベートに勝ったが人としてどうなの」という印象操作に成功した。

ネット上の反応で、橋下が勝ったという評価がたくさんあるのを見てそのようなことを思った。ディベートにおけるロジックの戦いとしては米山隆一の完全勝利だったのに。

 

おおさか維新の会の「大阪独占条項」

  • おおさか維新の会には、大阪選出の議員しか常任役員になれないという「大阪独占条項」がある。
  • 他の地域選出の議員はどんなに頑張っても、非常任役員止まり。非常任役員数は、代表が勝手に決めることができ、ゼロにすることも可能。
  • 米山隆一「橋下氏が欲しかったものは、この差別的・独裁的で奇怪な『大阪独占条項』だ」(←橋下×羽鳥の番組で、大阪以外の選挙区で当選した国会議員が大阪のことを考えろと橋下が発言したことと重なる

(ttp://www.election.ne.jp/10840/98615.html 米山隆一の10年先のために - 橋下氏が欲しかったもの 〜おおさか維新の会規約「大阪独占条項」の不気味〜 2015/11/03)

「人工透析患者は死ね」発言が炎上して知名度を上げた長谷川豊アナが、日本維新の会から千葉1区で出馬するという。果たして千葉1区の市民が大阪の利益を考えるだろうか? 考えるはずがない。歴史的に見て維新の会は「大阪ファースト」の思想を持っている。長谷川豊アナが当選するのは非常に厳しいと言わざるをえない。

posted at 2017年05月23日 09:17 | Comment(0) | 番組評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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